たけしはじめ at入間soso

コンバンワッツ。
1月8日、関西から奇妙礼太郎さんと田渕徹さんのシンガーソングライター二人が、入間はso-soにやってくる、そしてゲストが大川たけし氏というライブがあり、見に行ってきました。
あけまして、「2011年たけしはじめ」っちゅーワケです。

いやぁー入間は、東京のど真ん中よりも「富士山が大きく」見える!(写真は入間のアウトレットでの夕焼け。…え?ライブに行ったんじゃって?そうそう、そうなんだけどね。)そして、入間はサブイかった。
すっかり日が暮れた中、入間市駅から歩いて20分弱のsosoへ向かう。寒かったけど歩きすぎて暑くなってきた。

相変わらず、ここではスターは軽妙にフロア担当などをされているのですが、この光景、2回目となるとちょっと慣れてきた。ちょっとだけよ。だって、スターだから。

ライブが始まって、まずはおおたけしさんが、2、3曲歌ってた。
「さんきゅう」と「入間川サンセット」「イッツオールライトベイブ」だったっけかな?


げスターが引っ込み、その次に奇妙礼太郎氏。
わたくし初めてライブを拝見しました。
ハナレグミの永積さんのような、ちょっと鼻にかかったハスキーボイスで、ふわっと歌ってた。ほぼカバー。嫌いじゃない。
声は一度聴いたら忘れられないのだけれど、奇妙さんが曲に負けてる感じがした
本人は、「ソロでやるときはカバーだと。コレでいいと思ってる」ってMCで話していたが、よくも悪くも、耳元を吹き抜ける微風っだった。
別にカバーだろうと、オリジナルだろうと歌い手の匂いがする風がステージから吹いてくれば、その人の歌になると思う。聴いている私も心が、その風に巻かれると思う。
ちょっそこが弱かったかな。

このスタンスが良いって言う人は間違いなくたくさんいるハズです。
すみません、全くもって私個人がこの一夜の音だけで感じた感想でしかありません。

お次、休憩を挟み田渕徹さん。
不器用な日常を、メロディにのせてうたう、そんなシンガー。
随所に見せる素朴で体温のある歌、いいなぁと思った。

ミュージシャンをやっている以外は、会社勤めをしてて、課長らしい。
…あらま!
この意外性もなんだか面白い。
ぜひバンドでやってるところとか見てみたいなぁぁぁ。

で、3番目たけしさん。
ゲストだからしょっぱなだけでもう出ないかと思いきや、最後にたっぷりと。
泡盛の前掛けしてようと、ギターを手に一言歌えば、やっぱりスター。
第一声から「絶対的にたけし」、な感じ、やっぱり圧倒(笑)
体温もあるし、血のにおいもしてくるようなナマナマしい歌にずきずきしました。

さいきん巷でよくある
「電話がならないの、さみしいの。震えるの」
とか
「愛しすぎて、まぶたにアナタ現れるの」
とか
「あなたとわかれて、忘れられなくて震えすぎる歌」とか歌ってる人にワッツ聴いてほしわー。
ま、そういう歌、歌うのも、聴くのもエンターテイメントとして成立してることは承知してますけどね、いい曲もいっぱいあると思う。だけど、絵面のいい感情ばっかりじゃなくて、生きてるとね、あるでしょ、ネバっとした感情が。ちょっとした残酷が。誰も傷つかない狂気が。そういうものもあっけらかんと笑っちゃうくらいに歌に盛り込んで、カラッとうたうたけしさんの歌が好きなのです。
たぶんそういうとこ、ウソがない、体温を感じる歌だって言えるのです。

これ、大分、ほめちぎってるけど大丈夫かな(爆)

江戸川ブルースと、ウイスキーバーブルース、圧巻で動けなくなりました。

ワッツはおそらく数年なさそうだけど、今年もいい感じのうた、よろしくおねがいしますよー