渡和久(風味堂)てか、渡watary in 西千葉Dear From 行ってきた!

こんばんワンダフルトゥナイト。
音楽って本っ当に素晴らしいものですね。(←どっかで聞いたセリフ?)

風味堂のピアノボーカル、渡和久、またの名を渡wataryのライブを見にはるばる西千葉まで行って来ました。
はるばるっていっても、わたくしこの西千葉に中学校のころ3年間通ってまして、こんな甘酸っぱい街にワターリがくるよってことで、4本被っていたライブからこちらを選び、興奮と郷愁半分で行って参りました。

以下、ネタバレあります。
でも、バレて楽しくなくなるようなワタリのライブではないと思う。
その日、その日、瞬間瞬間で魅せ方、感じさせ方、曲への息吹の吹き込み方が全然違うから。

以下、この私が、MCとセトリについて、割とマメにレポートします。
(拝啓 大阪のオカンさまへ 笑)





千葉駅のひとつ東京よりにある、普通電車しか止まらない街、西千葉。
その一角に、お洒落風味な「マロニエ通り」ってのがあるんですが、その界隈にできたお洒落レストラン「Dear From
」。
会場につくと、とりあえずワタリが入口でたばこ吸ってるの図。はい、こんにちは。
お店に入ると、ミッドセンチュリー風な落ち着いたインテリアと、照明がオサレにお出迎え。
天井も高く、ライブがなかったとしても「なにこの素晴らしい居心地」。
30人ほどでのライブ、1人占めならぬ、wataryの30人占め感。

おいしいご飯とお酒がちょっと進んだところで開演。

相変わらず潮干狩りにいけそうな格好でワターリ登場。

「家に帰ってすぐ寝れるようにパジャマみたいな格好できました。すみません。
あんまりこっちみないでください。
あ、携帯の電源はきらないでくださいね。」

っていうソロライブでいつも言ってる俺を見るなグダグダMCから始まる。


1.今夜はやさしい夜だから
この曲って、弾き語りだと自由にジャズのアドリブを盛り込みながらやる感じ。しっとりとして、好きです。
ピアノソロのあと、ウタに入れなくなって、「今、ウタおくれちゃいましたー」っていいながら、逆に絶妙にメロディ乗せてやってのけてた(笑)


今回は一曲やるごとにMC。
「自分の力だけで成功させるつもりは全くないので、みなさんよろしくお願いします」


2・今よ
ディキシーランドジャズな、今よ。
幸せなゆったりとした空気が会場をつつんでいましたねぇ、うんうん。


MC、「いやぁ、お洒落な街ですね、お洒落なお店で、拍手もおしゃれですね。」
(言っておくけど西千葉でおしゃれなのは、この50m×50m の一角だけ!)
女子大生がたくさんいるみたいで、さっき空気をいっぱい吸っておきました」
次の曲はみなさんの協力が必要です。

ってころで、


3.a song of ture hearts
この曲のハモって、ワッツの「雨上がりの空に」のハモと、いつもどっちがどっちかわからなくなるww


MC、「千葉といえば、風味堂で結構PVを撮ったことがあって…」
と柏で撮った、眠れぬ夜のひとりごとの話を。
商店街でとったんだけど、ヤンキーが手ごわかった話。
トリくんのスーパーのカットで、撮影前に店内に「新人バンド風味堂が撮影をいたしまぁすぅ」って流れ余計やりずらかった話。
鼓笛隊みたいにスネアオンリーを担ぎ、かつ、革ジャンで今とは違う、いかついキャラだったかっちゃんを撮影していたのは隣のビルからで、かるくかっちゃんがトラウマになっているって話。


そんな話の流れて「眠れぬ夜のひとりごと」をイントロのみ、やってみてました。

MC、「なにも考えてないんで、風味堂の曲からなにかやろうかと、なんかあります?」
って問いかけになったもんで、わたしらすかさず「レイニーデー!!」っと言ってミタ。

そしたら本当にフルコーラスやってくれた。


4.Rainy Day
先日の表参道ライブでもやっていたんですが、大好きな曲なのでリクエストしてみた。
せつせつと歌い上げるワタリさんにくぎ付け。
タメもタイミングも感情を彩るようでした。


MC、「なんかかっちゃんととりくんは忙しそう。おれが一番暇みたいです」
という前置き、では次は暗い曲を


5.絶望の彼方へ
くらいかも知れませんが、アルバムで一番好きな曲。
黒っぽいフィーリングを左手のベースで出していたワターリ、さすが。


MC、「今、曲を書いていて、毎日レコード会社から、できた?って聞かれる。そろそろ本気で逃げようと思います。逃げたら、今日が最後のライブです(笑)、でも皆さんのまでやれそうな曲をやってみます」
6.君ためにできること(仮)
ダニエルパウターのBAD DAYちっくなイントロ。始まってしまうと印象はちがうんですが、耳にここちよくメロディが引っかかるいい曲。


MC


7.LAST SONG
風味堂キラーチューン。
ピアノがバンドでやっている時より自由だった。ソロとか。
この曲って、ニューオリンズの葬列の音楽からヒントを得ているのかなぁ。
聞いてみたい。


MC 次の曲はHurry Upって58回言ってます。全部いったら2キロ痩せるし
って、、、、。


8.Hurry Up


MC、もう一曲2キロ痩せてください


9.生まれたての気分で踊るのさ
CDの音源より、ソリッドなラテンジャズ風になってた。
ピアノすげー。
弾き語りとは思えないほど、いろんな音が聞こえる、広がりと色彩がある一曲になってました。
動かずにはいられないっ!


そして、なんと、この曲のコーラス部分、
「英語むずかしいよね」って「won't be long」にしてた(爆)でも楽しかったー
あとパッパパラッパのスキャットコーラス、ハ-ドル高いけど、客席ついていってました。

本編最後
10.戦い続けるのさ



拍手にてアンコールしてみる。
で、そのテンポがなぜか、Hurry Upと一緒で、会場のどこからともなく
「Hurry Upっ♪Hurry Upっ♪」の声、いつの間にか合唱してタ。この偶然楽しかったなぁ。


ワタリ出てくる
皆さんがアンコールしてるのに、僕はたばこすってきましたー

EN1 メロディ
自分がソロをやっている意味をお話されてたワタリさん
今までバンドをやってきて、ひとりになって、歌とピアノという2つに向かいあっている。
そのピアノを弾きながら歌をやっている僕の原点という曲をやりたいと思います。
そして

EN2 ママのピアノ
ここ1年まったくやらない曲だったから、このソロの締めにやってくれたのがうれしかった。
せつないとか、ママのことで泣けるとかではなく、まっすぐな声と、包まれるようなピアノが絡み合って、色がついて、泣けてきた。音楽への思いがまっすぐで、すがすがしすぎて。




正直、今回のソロ活動については風味堂が好きな私として、ソロはどうなの、意味わからない、飽きるよと思ってました(8月19日までは)。

だけど、リズム隊に頼ることなく、ごまかしの効かないワタリさんの発するウタ、ピアノがどれだけ、自然体で、どれだけ心をえぐってくるものなのか、体感してしまうとその思いもふきとんだ。
ワターリさんのように、いいアーティストの音楽って、上手いだけでなく、その人の人柄そのものが鳴っているような気がしてなりません。

今宵はワタリのそんな素敵な音楽に共鳴した夜でした。

今夜は素敵な夜だから(笑)




そうそう、

ちなみに。

CD買わなくても、CD持ってたらサインしてくれました。
5年くらい風味堂好きやってますが、せっかくだから初めてサインしてもらったー。
が、しかし、写真ミテ!
うっかり中に入ってるこの白いCD、東京60WATTSの「クローバー」だった(爆)っバカッッ。
結局ワッツかい!


もう正直に「さーせん、こっちのCDワッツです」って言っといた。
「僕もよくこう(違うケースにCDが入る)なりますよ、あー(ワッツとは)お互いけなしあってますからねぇ〜」
なんて冗談交えつつ、(ここまで来てワッツトークするアタクシ。)終始いい感じのイベントでした。
なんせ30人しかいないから、だれもキャーってな雰囲気もなく、みんなさっぱり帰っちゃって、ワタリさんずーーっと物販で待ってます、ワハ。
私たちは目もくれず、飲む始末だし。ワハ。


あーものすごーい楽しかったぁ。
ソロだしなぁ、と思ってる方、行くことお勧めしますがな。