Chicago Poodle/ナツメロ(2009)

コンバンワコール。
本日は、「シカゴプードル」という、関西発ピアノポップスバンドの新譜。
(2日連続シカプーやんけ。とかいう話はおいといて。)
シカゴプードル、vo&pfの花沢耕太、bass辻本健司、drum山口教仁からなる3人組。
ベンフォールズや、風味堂的なバンド編成ではありますが、そもそもはギタリストを含めた4人組だったということもあり、サウンド的には、ピアノ引き倒し系ではなく、ピアノが彩を放つ「色彩ピアノポップス」です。

略して、シカプーさん、なぜにそんなに私が最近興味深々なのかと申しますと、邦楽と洋楽どちらにも共通する「懐かしさ」と、だからといってオーソドックスなアレにはまらない「新しさ」、「あたたかさ」を感じるんですね。えぇ。
たとえば、ソウルミュージック由来の黒ぽっさやジャジーな感じ、70年代ロック好きな人がニヤリとしてしまうフレーズ使いだったり、ラテン、AOR的なアプローチがあったりと、器用に音楽のおいしいところを行き来しながら、でも洋楽かぶれサウンドというわけではなく「日本語」の響きをバビッと歌詞にのせ、さらに花沢氏の唯一無二の声を武器。に、シカプーサウンドが仕立てられているところや、ベーシスト、ドラマーの二人が99%作詞を手がけていることが色濃く影響してそうな演奏の「歌心」。
こんなところがクセになっちゃってマス。

今のところ、人に聴かせてみると、「すごい好きか」「けっこう嫌い」のどっちかなんですよね、このバンド。
それって、すごい強い個性ってことかなぁと。
もしか、パクチー系?(笑)


さてさて、メジャーデビュー2作品目にあたる2009年7月8日発売「ナツメロ」の御紹介。

ナツメロナツメロ
Chicago Poodle

曲名リスト
1. ナツメロ
2. My Life
3. 流星 ~Interrude~(Instrumental)
4. Twinkle Little Stars ~星が降る町~

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「夏のメロディ」と「記憶に残る素晴らしい曲=懐メロ」をモチーフにつけられたタイトル曲「ナツメロ」。
さわやかな疾走感が真夏を連れてきますなー。
出だし「溢れ出すこのメロディー」だった歌詞を、ずしっとこないから「カ行」から歌わせろと作詞担当にオーダーし直したというエピソードもあるくらい、長い時間をかけて作りこんだ渾身のマスターピース

2曲目My Life、ナツメロとの曲のつながりが絶妙。
初めて聴いたときは「サザン・ミーツ・ミスチル」的な音にも聴こえてきた。
サビのメロディーとか今までのシカプーにない感じ。

4曲、全体を通してさわやかぁ〜☆

何箇所かアレンジ壮大すぎ?と思ったりもしたけれど(笑)シングルの4曲ですからね。
今後、出るであろうアルバムにどう組み込まれるのか、全体像が今からソワソワ気になってきます。

音楽戦士に出演(090710)のがあった!
これアップしていただいた人に感謝(実はこれも見逃したっ!)

明らかに画伯が緊張気味ですね(笑)
今後も民放よろしくお願いしますー

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余談:
いやぁ、今日、1日早くゲットしに行ったら新宿タワレコは人でごった替えしてた。
CD売れてるやんけって思うぐらい。
レジに並んでいる人の手元を軽くリサーチしてみたら8割パフューム。スゴイ!

ナツメロは試聴コーナーに面だしアリ。
スイカジャケ目立つね。
でも音が想像できないジャケだよね。。。実は裏ジャケのほうがカッコイイと思うんだがぁ。
アーティストの音のイメージと、グッズとかジャケに関連するクリエイティブ表現がなーんか、かけ離れている感じがするんだよな。シカプーさん。
(↑すみません、仕事柄気になってるだけです。)

ビーイング」のブランドイメージ出さずにPRしたほうが売れる気がする。。。
バンドがいいだけにそんな気がする。キガスル。